戻っておいで。わたしの時間。
わたしはごく僅かにしか働いたことはない。バイトもない。
それを人に聞かれても「なかった」としか答えようがない。
ゼロから1円を生み出す経験は皆無だ。
そんなわたしでもパート経験ならある。
2週間で壊れたけど。生涯であの入院はとても重いものとなった。
朝・昼・夕・寝る前とすべて11錠ずつ薬が出た。保護室にも入った。
現・夫は言う。「働くって決して楽じゃないことばかりだよ。苺にはキツいだろうに
ね」と。人間には向き・不向きがある。
わたしは自転車や車に乗れないように仕事に不向きだった、というわけだ。
わたしをよく知っている人は「どうして働かないの?」と聞かない。
知らぬ人だけだ。衒い(てらい)もなく聞く人は。
とある人はわたしの前の結婚生活を「いいんですか、そんな無菌室で」と
手紙に書き送ってくれた。詩を評価してくれるかただった。
戻っておいで。わたしの時間。ゼロから1は生まれない。
「だけど苺には時間のプレゼントが贈れるよ」と現在の夫。
その言葉で雑用が単なる雑用ではなくなった。魔法の言葉だ。
わたしが家事を一手に黙々とやれば一人で取り仕切れば、そのぶん夫に思うさま創作活
動の時間を贈れる。時間のおくりもの。プレゼントだ。
酷い入院から幾星霜。わたしの現在は二回目の結婚で東京暮らし。町内会もない・回覧
板もない。素直に生きて勝ち得た幸福。「50代がこんなに幸せになるなんて若い頃は思
ってもみなかったよね」と言い合う日々。
ダイエットになんら関係ない記述となりました。
精神薬は太りやすいようです。今ならわかります。ふっくらして精神を落ち着かせる方
向へもっていく。間違いじゃありません。あまりに太りすぎて外へ出られなくなるかた
もいらっしゃいますが。わたしもそのクチでした。どうしてこのようなブログを書くか
というと精神薬を常用していてもダイエットは可能だ、ということがわかったから。
セロクエル・ジプレキサでだいぶ太りましたがそれも経験。負けないで。今日も食欲
と戦う観音崎さんでありました、まる。