超リラックスという解。
テレビで季節の番組改編期に2時間3時間の特別番組が流れていた頃に
「あれはオレのおかげなの!」と言い放った患者仲間のことを思い出した。
その手の勘違い発言に過去心当たりがないわけではない私は、
幸福の享受をそのように自分のおかげと表す心の動きは痛恥ずかしいほどわかった。
「苺ちゃんはワタシの彼とメールのやりとりをしている」と思い込んで
譲らない入院仲間の女の子がいた。え? その人のメアドを知らないよ。
知らないのにメールできるわけがないよ。という反論もまったく通じなかった。
不思議に固く思いこんでしまう。
みんながそれぞれの自分世界を生きていた。
私も医師に「関連の無いものを結びつけすぎる」と指摘されたことがある。
だから力をこめて信じたくなるものを今では
「それこそが幻」と認定していいんだな、と感じる。
つまり力を抜いたら本当に正しく生きている、という解にたどりつくのである。