ベランダから見下ろす地上の星(ツツジ)が姿を消し
ヒメジョオンと月見草がひそやかに顔を見せはじめた。
植物は確かに順番を守り季節を曳いていく。
私たちは四季の船へ礼儀正しく乗船し辺りを見渡すと
花びらの海は鮮やかに心を映しながら迎えてくれる。
きょうも出かけてきた。目的地にあるかどうかも判らず
「白蝶草に出会えたらいいな」と夫に伝えた。
そしたらさりげなく多摩川の川原の一角にあったのだ。
こんなに陽を浴びて咲き誇っていたんだ。
願いごとはやわらかく天にのぼらせるとキャッチされるみたいだね。
私はまだまだ魔法をかじったばかり。授業料は肌の浅黒さかなー。