本物を載せてブーメラン。
ひとの心を壊すようなそれまでだったから私は病を得たのだと思う。
自分のしたことがキレイに自分に返ってきた。ブーメランは痛かった。
最近になって花をよく見かける人生だ。
そして人々を、とりわけ子どもたちとすれ違う。
大人から見ると純真な時代を鬼の子のように過ごした私は
他人やきょうだいをいじめ倒してきた。あの無意識が自分でも恐ろしい。
大人になった私にも花が季節ごとに咲いて迎えてくれる。
見たいものを見てしたいことをして愛情豊かに送る生活。
まるでうまれつき愛のひとだったかのようにここに綴る毎日。
穏やかに暮らしながら時折ナイフのように挿入される
酷い思い出が私を血塗らしていく。
まがいものの愛ではもう効かない。ブーメランに本物を載せて飛ばさなくては。
遅すぎるかもしれないけれど実行の価値はある。今、感じている愛情のためにも。