まるで一度も怒ったことのないかのような私について(3)
このGWに体調がぐっと落ち込んだ。
暑気あたり、熱中症になりかけた。
私は東京に来るまで馬鹿みたいに身体が丈夫でそのことにあぐらをかいていた。
考えるととても恵まれたことなのだ。体調をちょっと崩したくらいで身に染みる。
食欲がわかない。次いで安眠が得られない。クライシスはでっかい。
季節の変わり目に身体のきつくなる人々のことに想いをはせる。
ごめんなさい。私は丈夫すぎて傲慢だったね。
一度も怒ったことのない世界からそれまでの自分を見やると
めちゃくちゃ荒かった時代が迫ってきて痛みいる。
あらためて自分を粗末にしてきたことを反省する。
経てきたものが手を振って笑っている。なんにも無かったことになどなっていない。
今の自分に過去はツッコミを沢山入れてケタケタと笑いさざめいている。