精神的な壁・ひらりと飛んで虹。

やはり心のことを書こうと思い直し。

気持ち、じゃなくて身体。

「気持ち、じゃなくて身体(症状を)を言いなさい!」

呆れたように女医が言う。

この一言で精神科は心をケアしないのが普通なんだ、と

私の心は閉じてそのままになった。

 

何度も入院を繰り返して看護師が自分たちの仕事第一の姿勢を見ると

患者の心は置いてけぼりなのだなあ、と感じることが多かった。

 

確かに大人になった今では心の面はさまざまあるので

自己責任だろうな、というのはわかる。

病院なので診るのは身体だけになるのもわかる。

 

ただなんというか心のおもてが荒むような寒々した感触はつのった。

そういう感触が降り積もって入院したのではなかったか、と。