精神的な壁・ひらりと飛んで虹。

やはり心のことを書こうと思い直し。

まかせる自然体。

入院生活ではつとめてあかるくしていた。

根っからが面白好きだったもので。

悪ふざけが理解できなかった患者仲間から「芝居をするな」など

忠告を受けていたが私はそのままでいた。

 

こういった悪ふざけなどが理解を超えていたのは父親もそうだったようで

小さい頃の子供なりの遊び(ここをぴょんぴょん飛んで歩いたらいいことがある、と自分で決めたようなこと)を何かありえないと考えついた父は母に「病院へ連れていけ」と指示し、また母親も連れていくんです、町の病院へ。

一通り話した母の説明にお医者様は小学校低学年の私にむかって

「なんでもないんだよねえ♪」と頭を撫でるような調子でおっしゃった。

診察室のその空気をずっとおぼえている。

大人から(それも両親から)誤解を受けてたんだな、とわかった瞬間の空気感。

 

スピリチュアルの考えで「その人の自然体をそのまま尊重する」とある。

口出しや忠告や助言のかたちを借りて相手を変えようとするエネルギーは

誰しも大きなお世話だろう。盗んだり嘘をついたり命を粗末にすることに関しては

口をどれだけ酸っぱくしていい。そうなのだ。それ以外のことは本人の自然体にまかせていいんだ。そう、なんでもないんだよねえ。頭なでなで。