服装コンプレックスは脱げたことがない。
私は服装モサ子だ。つい先日もスカートから足を出しサンダルで出かけたが
素足部分がなんとも落ち着き悪い想いをした。
スタイルが悪いからとかセンスがないからとか自分をしばらく呪っていたが
それらは自意識過剰の内だと感じて心の中の自分いじめをなんとかストップさせた。
実際、帰り道には買い物の疲れが頭を占め服装の拘り・焦りはどこかへ消えていた。
「自分が考えるほど人はあなたを気にしていません」というよくある慰めは
私は半分は真理で半分は嘘だと思う。
それにしても外部から発せられる「あんな格好して!」の呪縛が自分の中で根強い。
服装コンプレックスが脱げたことが一度もない。というか着膨れてばかりだ。
ダイエットが成功したとしても手足がすんなり伸びるわけではないのだし
自動的にセンスが身につくとも思ってない。
そこで今在ることを認める作業に入ると古着ながらも豊富に組み合わせられるだけの
服を持っていて稀にだが納得の重ね着が出来ることもあるし(ほんとうにある)
東京という街ではファッションのハミ出しの許容範囲が広いのが幸い。
いいことは数えるに限る。自信も卑下も過剰にせずに今日も好きな格好で歩こう。