静寂はいろいろなものを映し出す。
華原朋美さんは「(あの頃)人間じゃなかった」とおっしゃっていましたが、
それとは逆に当時の華原さんは周囲の人々の態度、言動の多くに
相当に「人間扱いされてこなかった」のを痛感してこられただろう、と察します。
実際に入院させようと強制する家族や拘束帯をかける職員も
こちら側からするとただ悪魔のように見えました。
愛の電池が不足した世界は患者側vs見守る側となってどちらも人ではなくなります。
精神病患者であった私が両親含め関連でお世話になった方々へ
愛を送るとしたら物理的な距離と時間が必要であることを現在噛み締めています。
涙がとまらない。