遠い記憶。未だ苦しむ。
わたしの人生の忘れられない出来事。それは国立のA病院。
両親が「苺はオカシイ」と判断してひっぱって連れていった精神科。
当人としては日常であるから特に何の異常も感じてはいない訳で。
今より乱暴な投薬の時代。粗野な扱いをする看護婦(当時の言い方)。
聞かぬふりを通した医師。欲望のままに動く患者仲間。
「なんの集団かと思いました」と述べたのは
そういう自分もその内に所属するんだよ、と言ってあげたかったJ恵ちゃん。
昭和のノリがきつかったな。堂々いびる看護婦。
医師は製薬会社と癒着していたんだろうか。なぜあんなにロドピンを使うのか。
嫌だったなぁ。そんなわたしが楽な気持ちでA病院を暮らせたのは
看護婦Kさんがわたしを認めてくれたから。Kさんは「あれが普通の20歳だと思う」
普通認定ありがとう。今はお仕事を勤めあげて悠々自適でいらっしゃるだろう。
人は認められる生き物だと考える。「あなたの意見に賛同します」
夫もそうだったではないか。いつから言質をとり妻をへこます人となり果てたか。
この記事はひりひりした中から生まれた。
あなたが認め伸ばしてくれないからだよ。わたしは悲しい。
何より認めてもらいたいひとに、けちょんけちょんに言われて
嬉しい朝なわけがない。
心はフリーズしています。今朝の野菜スープの作りおきは
余計な感情が入っちゃって美味しくないだろうな。