絶対神ではない。
夫とて絶対神じゃない。
知識の数や内容は適わなくても絶対じゃない。
わたしはわたしを行こう。
そう言い聞かせながら心に刻んだ。
空はどんより。
なんなのだろう。昨日は暖かかったらしいが精神的には大差がない。
大まかに区切ってやはり冬の気温だと思う。
地元では雪だろうな。
雪かきがマストじゃない都会っていい。
故郷の知り合いが関東暮らしでUターンして地元に戻って
冬の雪かきには心底まいった、という話をしていらした。
雪はもう、たくさん。
春を待とう。春待ちの詩を幾つ描いたことだろう。
雪が溶けて地面の茶色が見えると嬉しかったものだった。
ホシノヒトミが綺麗に音符みたいに咲くのがわくわく嬉しかった。
同じ頃、都内では葉牡丹がにゅーっと伸びて天辺に菜の花みたいな
花をつけて終了~♪ って知らなかったなぁ。
動けなくなるほうが怖いんだよ。
3年でまったく動かなくなったかたが国立にいらした。
どれだけ周囲に依存したんだろう。
まわりが彼女を誘導しようとしても頑として動かない。
「甘えてるのよ」と看護婦さんがポツリ言った言葉を忘れない。
彼女は部屋の温度までも自分の心地よさ優先で(暑がり)設定温度を上げなかった。
気の毒に同室のかたは眠るための足カバーと肩掛けカバーを用意し
寒くないように眠っていらした。「おら、やんたぁ~」と嘆いてばかりじゃない、
ちゃんと出来ることは工夫しておられた。
それに感動した。
やるじゃん、おばちゃん。
それにひきかえ動かない彼女、誰とも一緒の部屋になれないだろうな。すぐ頼るから。
「詰め所の看護師さん呼んできて」と。それを繰り返していると本当の孤独に
陥ることになるのだと彼女は気づかないのだろうか。
ま、今は関係ない。そんなことより自分。自愛をこめて描きだした日記。
春よ、来い。春待ちハート。