早咲きのツツジは白かった。
きっちり12キロ減った朝だった。
もう少し続けたいと思う。ダイエットは片足を入れたら出られない。
飲み込まれてしまう。止めたらリバウンドの悪夢。
続けたら拒食症の危険。ちょうどいい地点で笑っていたい。
今日はツツジの花を見た。桜もまだ公園で咲いていないのに早咲きのツツジ。
地元の言葉で言うと「どんでした」←吃驚したのである。
思わず「早!」と口に出た。
早く咲く花も他にいろいろあるが、ツツジとは。
桜が咲いて次にツツジ、という概念ががらがらと音を立て崩れる。
「まんず咲く」のマンサク。
今日のひかりに誘われてカメラを手に公園を散策する。
花が咲いていると単純に嬉しい。
いつかのユキヤナギが川原に植わっており
何時間歩いても途切れない、多摩川の神奈川県側でのこと。
花の力って凄い。
わたしが何キロ痩せたとかそーいうの小さく思えてくる。
そう、小さなことなのだ。
夫は「もうダイエットはこのぐらいにして」という意見を言ってくる。
わたしも「膝を痛める体重じゃないから」普通食に戻そうか、とも思う。
一体誰に誓ったのか。
痩身の神様は、にこやかに笑っている。
まるですべてを見通してるみたいに。
今日も飴を立て続けに口にした。空腹のサインだ。
わたしは投薬の下剤を冷たい麦茶で飲んだ。
麦茶は空腹の胃に少しばかり溜まる。落ち着いた。
明日もこれからもダイエットは続く。終わりはないんだ。
生涯、食生活の見直しをする。生きてるかぎり続く。