強気で愛して。
パットベネターの曲に邦題「強気で愛して」というのがある。
まわりくどい気弱さは要らない。
あなたの人生にわたしは居なかった。
だから運命はこちらに向かった。
わたしはわたしの幸福を追求しただけのこと。
いいじゃないの、しあわせならば。
小さな頃からおてんばだった。
恋もぐいぐい行くタイプ。
物足りない相手とはすぐ離れた。
ともだちの多い中学の同級生は「観音崎さん、パワフル!」とばかりに
目を丸くした。
その代わり、こんなだから友人はいないよ。そういう人生を歩んだ。
理解者は夫だけでいい。
キーボードに向かいながら赤ん坊の時の癖が出る。
おばあちゃんが言っていた。「少し口が開いて舌が出てる」の癖だ。
寝顔は妹の言う「まるで)子どもみたいな顔」らしい。
一番目の結婚はわたし、しかばねのようだった。
わたしを生きていなかった。
二度目の結婚は今納得ずくできっと生まれる前に魂同士で
相談しあったに違いない。それほど、うまが合い、感覚が合う。
夫はアラフィフの再就職。それも簡単じゃなかった。
巡り合わせの妙。「苺がいなかったらタクシー運転手を選んでなかったよ」
それで「なんとか暮らせている」と昨日、力強く言ってくれた。
まさに強気でことに当たっている。
強気で愛して。毎日を、あなたと渡っていく。