精神的な壁・ひらりと飛んで虹。

やはり心のことを書こうと思い直し。

「もう寝ろ」自分が眠いときに話を切り上げる父。

 父親が飲んでいい気分になった時だけに始まる授業みたいな

話の時間が好きでした。

まだ小学生の娘に向かって「分水嶺」だの相対性理論の話だの

自分が眠たくなるまで語りつくす時間。

…おとうさんって凄いんだ…

娘の思い違いは進みます。

実際に教職の身でありますから、知識の四方山話など得意中の得意だったでしょう。

 

「もう寝ろ」

唐突に話は切り上げられます。

いつもの就寝時間よりはだいぶ夜更かしとなっています。

わたしは酒の肴くらいの聴衆として役立ったのでしょう。

 

日本の分水嶺 (ヤマケイ文庫)

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