寂しさの表現。~女性から男性へ~
よしもと新喜劇で未知やすえさんがキレ芸を魅せてくれる場面がある。
夫の内場さんにキレてみせるなど抱腹絶倒だ。
「家でも目を合わさんかいぃぃ!」など普段の夫に対して言いたいことを言う、
伝えたいことを全身であらわしている。
未知やすえさんのそれは「自分以外に使っている時間を楽しそうにしている
旦那さん」に腹がたっているようにも、とれる。
「目を合わせて対話してよ」私を見て。私と話して。
缶ビールを飲んでテレビでサッカー見て「ゴーール!!」とか言ってないでさ、と。
そんなふうに居られると女性は寂しいんだよ、と素直に言えればいいのだろうけれど。
芸人として舞台ではじけるとキレ芸になってしまう。
女性はこうされると「寂しい」というのを言えずに日々の生活に埋没していく。
ストレートに「寂しい」気持ちを言えたらいいのになぁ、と感じる。
内場さんもそれをわからないかたではないように思う。
恐妻家というスタンスをお笑い的に「美味しい」と思っているのかもしれないが。
女性は「○○されると寂しい」をもっと素直に表現できたらいいのに。
意地を張りたくなるのもわかるけれども、
静かに寂しさについて伝えるすべを持ちたい。
女性から男性へ雷を落とすより正直に向き合ってみてはどうだろうか。