青い鳥。「僕は此処だよ」
行けども行けども答えは見つからず。
それならば自分を信じてみるしかないのだろう。
ふくれあがる出口。飛び出してみた場所に思いがけずエクスタシー。
「答えは此処にあったんだ」
どこを探しても答えが見つからずかくれんぼしているな、と感じたら
こちらも隠れてみよう。
不安になった鬼(答え)は青い鳥。向こうからこちらに向かって飛んでくる。
「僕は此処だよ」
青い鳥を肩に留まらせて世界を見渡す。
思い煩うことなぞ、ひとつもない。
この世は完璧に出来ていた。肩の僕だけの青い鳥がさえずる。
美しい唄をうたっている。永遠の匂いがした。