雪原と樹氷。
夫=彼はちょっとひねってこんなことを言います。
「苺は今まで愛と感謝で生きてきたような人だ」
そして顔を見合わせ二人で笑います。もう少しで大爆笑、というくらいに。
小学3年生の雑誌などの占いの結果を見て
恥ずかしがりや→内気とあったので
恥ずかしがるところ、アタシにもある!あてはまる、と思い、
勝気を絵に描いたようなわたしが、
「わたしって内気ー?」と両親に聞いたものですからどっと笑われました。
上記の二つはどちらも大爆笑なんですけれど、
愛があるのは彼のほうです。
彼がひねりたい時は楽しくやりたい時で、
けっして馬鹿にしてるとかではないんですね。
「可笑しい」「狂ってる」さまざまなレッテルを両親はわたしに
貼ってきましたが晩年父がうつ病を発症した時に
「お前と俺は似てたんだな」とぽつりと言われ
わたしの樹氷は溶け始めました。
存命の母が何かにつけて「A病院」を連呼するのが嫌なのですが、
女として母として報われてこなかった過去のボリュームが大きかったのだろうな、
乳がんにも罹ったし。
わたしの女性性が「許してやったらどうや↑」と辻本茂雄さんのように言うので
樹氷を生やしている場合ではないな…と思うのでした。
せめて晴天の雪原にしよう。
夢で空高く飛んだことがあるのでした。
どこまでも青く綺麗な光景でした。