入院を防ぐ、「自分になる」方法。
退院するときの自分はブレていないと思う。
自分が自分になれている、と感じる。
薬が効いてきたおかげかもしれない。
ゆっくり身体が休まったおかげかもしれない。
いろいろな「かもしれない」で自分が自分になったんだ。
世間へ一歩が踏み出せるドアが開いた。
中立で安定している自分。
自分で出来ることを進んでやり、笑顔になれた。
わたしは浅い人間でとても社会には通用しない甘ちゃんではある。
それでも「今できることを精一杯やる」と決めてから入院歴はおさまったと思う。
実際に手を動かしながら考える。だんだんあかるい思考をする時間が増えていった。
だいたい世間は冷たくあたってくるものだ。きっちり普段から自分を立てて
守らないとぺしゃんこにされてしまう。そういうものだと理解が進み
世の中からたやすく冷やされまい、とあかるさをせっせと備えていった。
感情的になるのも悪いことではない。ただいつまでも振り回されなければ、だ。
切り替えのポイントはやってくる。怒りがおさまる折り返し地点がやってくる。
「自分になる」。結構、疎かにはできないことかも。
あの中立な感じを退院時に欠片でも持っていたのだから、大丈夫だよ。ねえ。