精神薬が絶対じゃない、と感じる場面。
入院していたときの患者仲間の特徴に
その時々の心身の状態により、にこやかに再会する場合と
暗く再会する場合とがある。勿論自分も含めてそうだった。
状態の安定・不安定がストレートに対人に出やすいものだ。
私は地域の活動に出れたり出れなかったりする。
「あの時は苺さん、出席していたじゃない」と暗に突っ込まれるが、
精神的にその元気もないものはしょうがない。地域の方々は私が精神病者としての
認識がないため(こちらから言ってまわることではない)たいそう不思議がる。
患者仲間に話を戻す。
テンションがいきなり高めで登場するかたもいた。
外来にもそういった方々を見かけることがあった。
「○○さん、元気だなあ」 ただあっけにとられる。
これも自分を含めて、のことである。
気分の高揚には色々と複雑に思う。穴があったら入りたいほうの気持ちが多い。
気分の高揚・低下は治療中の患者によってさまざまに出る。
そのあたりをバランスよく保つように持っていくのが服薬治療なのだろう。
…効き具合も人によって高低バリエーションがありすぎるのが
課題だろうとは思うのだが。精神薬が必ずしも絶対じゃない、と感じる場面だ。