精神的な壁・ひらりと飛んで虹。

やはり心のことを書こうと思い直し。

「エミリーはのぼる」 モンゴメリ

エミリーには時折に超常現象が起きる。彼女が事件に巻き込まれて

1マイル離れている人に助けを求めて叫んでその声が相手に届いたとか、

行方不明者の心情にあまりにも迫るため居場所を不思議に突き止めてしまったりする。

物語中ではその力を「千里眼」と表現している。

エミリー自身は千里眼といわれるたびにとても嫌そうにしている。

千里眼パワーが彼女を真の物書きへと押し上げただろうに。

 

エミリーはのぼる (新潮文庫)

エミリーはのぼる (新潮文庫)

 

 

夫と暮らすようになってから私は自分の葛藤に向き合った。

そのすべてを消化したとは言えない。まだまだ残りは沢山ある。

人間に誰しもある葛藤のボリュームはとてつもなく巨大だから、

皆意識しているかしていないかどんな形であれ経過であれ

巨大闇に取り組んでいる同志だと思う。やあ、君もやっているね。うん、ぼちぼち。