精神的な壁・ひらりと飛んで虹。

やはり心のことを書こうと思い直し。

笑い返してくれた。とても綺麗だった。

自分のことばかり喋っている。ある意味、無防備だった。

少しばかり周りを思いやるとイキイキと変わっていく世界を見た。

鏡に向かい髪を撫でつけるほどのアクションだったけれど

鏡の向こうの世界は輝くばかりの美人になったようで

それはそれは大きく響いていった、みたいな。

 

自分を気にするように世界を気にする。

なんだかね、世界もその配慮をすごく待っていたらしくて

それでいて何も言わずにずっと静かにしていたことが染みてきた。

 

僕と同じ気持ちを持っていて世界は僕と違って黙りこんでいたんだ。

 

いつものように布団から起き上がって窓を開けたら

「おはよう」のメッセージをめいっぱい含んで世界が歓びでふるえていた。

僕はただ気づいて受け取るだけだった。

 

自分の話ばかりしてたね。君はずっと聴いてくれていたね。

ありがとう、を渡したら君は晴れた空で笑い返してくれた。とても綺麗だった。