晴天は味方。
ここへ来てから年末年始にまつわる憂鬱は消えた。
今の暮らしにはそのような気楽さがある。
東京への憧れを子供らしく綴った作文の存在を思い出した。
文集に載せるためのイラストもとても楽しく描いたっけ。
東京駅に新幹線から一歩踏み出した興奮とときめきを
たった今のことのように思い出せる。
自分の運命を強く信頼した瞬間だ。
状況が大きく変わるのも心の作用によるものだった。
今をあまさず受け容れて完了したら次へ進む、
ときめきで注意深く流れにのる感覚も忘れずに持ちながら。
晴天を予感させる夜明けがはじまった窓辺。