コップぜんたいがきらり、と。
学歴も低くて仕事経験が皆無で
精神科の入院回数が2桁にさしかかっている私の
人生を素直にあかるくしたのが内観だった
憤怒や羨望にとらわれたのが長く尾をひいたけれど
それもだいじな段階だったし
喜怒哀楽の喜と楽から見渡した人生はとても愛すべきものになった
誰もがそうして自分に向かい合っているから
誰もの人生のうわずみはとても透明で綺麗
底に澱んだものまでもまるごとつつみこんで
コップぜんたいがきらりと美しくなる日を思い浮かべ
心で動く手足と行動を研ぎ澄ませる