夏はいってしまった

夏はいってしまった 首をかしげたひまわりを遺して 夏はいってしまった あの人は帰らないのとおなじで もう戻らない季節 夏はいってしまった 代わりに甲高い虫の音を置いて 夏はいってしまった わたしも思いきってさよならを言おう

空に向かい

ハナミズキ透かして 彼女の祈りが見える 青空に一途に祈る たいせつなひとを護りたくて 空に向かう 嘘偽りの無い真水の祈り あなたへ届け 今この瞬間が真実 ハナミズキ透かして わたしの祈りも重なるのでした

任せる

水晶玉の向こうに見える未来は薔薇色 あなたと出逢って分ったの 丁寧な手順の愛 そのたいせつさ 千年の時を経て見つめあおう ゆっくりとじっくりと 後は魔法のなすがまま この愛に身を横たえよう 準備期間は苦しかったけれど あなたに逢えて報われた

見えない羽根

人は誰しも 見えない羽根を持っていて 子供時代に自由に使っていたよ 多幸感 思い切り駆けてゆく 夢がいっぱいだったね ところが今はどうだろう 大人になって壁だらけ ぶつかって痛みだけ増えて 世をはかなんで 消えてしまいたくなってくる そんな筈ないよ …