精神的な壁・ひらりと飛んで虹。

やはり心のことを書こうと思い直し。

アカシジアについて。

一日一回の少量の薬がきまるまでの歩み。

故郷の精神科(結構な大病院)に入院・通院しての所感からまず初めに。 20年近く通っていて「君はもう薬をのまなくていいよ」と仰ったドクターは1名。 他にも何人かの医者にかかった。全員が「一度こちらが出した薬は変更せず 生涯服用していただきますよ」と…

時を待つだけ。でも声は上げてくよ。

思い出してきた。アカシジアが出たときに症状を抑える薬として アキネトンとピレチアをのんでいるときには ジスキネジアも出たんだった。あれは副作用がさらに広がっていたのか… ジスキネジアとしては首や喉のあたりがおかしな感じに突っ張って 違和感がしば…

ありえない、といわないで。

苦しさを訴え続けても医者たちは口を揃えて 「この量の薬でその副作用はありえない」 とスルーされてきた私のアカシジアとは一体何だったのだろう。 今それを掘り下げてもしょうがなさすぎるのだけれど アカシジアにまみれた日々は私を解放してくれない。 と…

現在(ほとんど)副作用ゼロ。

入退院をしていたのは16歳から32歳の期間までです。 32歳以降はさすがの私も大人になったと言えたのでしょうか。 院長先生の仰る「人生末広がり」の波にのりはじめたのでしょうか。 服用しているお薬が自分にぴたりと合い始めたのが46歳の秋のこと。 これは…

成仏ブログ。

「観音崎苺のブログが最近穏やかに感じる」夫がそうポツリと言った。 確かに当初は肩に相当力が入ってしまって アカシジアがちっとも認められなかった、善処してもらえなかった投薬や 家族にかつぎこまれての入院など思い返して綴るたびに恨み節になってたね…

字を書く辛さ。

ノートに丸い字で詩のような甘い言葉や 文章を書きつらねるのがこよなく好きだった10代の私は 初の入院で襲われた書痙にもまた深く深くまいってしまった。 病棟に振り込まれた小遣い銭でノートを買い求め 字を書くたびに降りてくる憂鬱もとびきり重たかった…

言葉として存在していた。

「由らしむべし知らしむべからず」の長い時代が明けた瞬間 「年をとると末広がりに良くなります」とおっしゃった院長先生のように こちらの話を一度受けとってくださったのは貴重な記憶でした。 心臓が出そうでした、と伝えたら「それは苦しかったですね」と…

長い間「無いこと」になっていた。

「足はムズムズしますか?」 足ではないのです。からだぜんたいが落ち着かなくて 少しも座っていられません。 廊下であろうが階段であろうが奇妙な徘徊を続けます。ただ苦しいです。 胸が不快です。心臓が出そうになります。 外泊で家に帰ってもアカシジアが…

古い体制からここまで。

自分の目でとらえたものの どこからどこまでが真実か。 人の評価があてにならないのと同じように 私のまなざしもあてにはならない。 医師からすると副作用の不具合をわめきたてる(苦しいからね) 患者の様子は滑稽でしかなかったろうが、 私の身体を通して…

今を謳歌するまで。

秋を無事終えると安心する。 脳裏で病状を崩しやすい時期をかなり意識し緊張して過ごす。 日照時間や天候に左右されるとしても大いなるまなざしで見たら 自分のどんな状態も「自然」であることには間違いないけれど。 話は大きく変わる。 もともと太りやすか…

言われるがままへ、風穴。

「あなたらしくないことをしましたね」 慌てて設けられた診察の場で医師の第一声。 副作用の辛さが(他の患者さんの分も)一向に通じなかった抑圧が溜まり、 私は故意に病棟内で暴れた。 「私たちが心からのみたいと思う薬を出してください」 黙って聞いてい…

大人で変わる、見えてくるもの。

アカシジアも書痙も性欲減退もその他諸々の不具合を訴えても 「(お薬をのんでいるのだから)それぐらいは我慢してくださいね」のような 文脈の答えが多かったな。答えがあるぶんまだよかったとも言える。 藤臣柊子さんの精神病にまつわるコミックエッセイを…

アカシジアの出やすい体質。

私はアカシジアの出やすい体質・身体なのだと、 前に自己判断でお薬を辞めたときに感じた。 服薬していないのに全身がいやな感じで痺れ・震えた。 お薬をのみなおして一晩め、霊が取り憑いたのかと思うほどの 全身の違和感・眩暈・痺れを感じた。 「ロドピン…

まさに精神を見つめていく。

精神病の早期発見と早期服薬の大切を思う人々は多い。 自殺防止にはそれが何より有効だ。 うつ病ひきこもり不登校で始めた服薬によって 混乱などの陽性反応が出て初めての入院の服薬で強いアカシジアが出る。 これらの流れを体験した身にとっては服薬がイコ…

笑顔で待とう。

「人間万事塞翁が馬」の意味を調べる機会があった。 めったやたらにくよくよするな。幸福に浮かれるな。運命に対して冷静であれ。 バランスのとれた人間を目指したい心境に ぴったりの語が向こうからやってきた、という感じだった。 アカシジアに苦しんだ約3…

書痙、その他。

1分間に1文字のペースでやっと書けた字。左手で書いたような震えている大きめの字。 丸文字を可愛らしく書くのが楽しかった私の字とまるで別人です。 そうしてアカシジアとともにかなりの書痙があらわれた時期もありました。 生理がとまったお薬もありました…

お薬に詳しくなりたい。

テグレトール ジプレキサ セロクエル 私が日々服用しているお薬の名称です。 薬局で出される用紙に「薬の作用・注意事項」は明記されています。 患者側がお薬の知識が欲しいとしたら 今ならネットで調べるか専門の本を探して情報を得るかでしょう。 主治医の…

説明。

病状とお薬の影響、副作用の出方が よく似たかたとデイケアで知り合えた。 ビーズ細工のプログラムに小刻みにふるえてしまう手指で一心に取り組まれていた。 「薬をのんだらこうなる、って説明がほしかったよねー」と あかるくおっしゃっていた。 副作用をな…

内観ブログ。

うつ病だと両親が判断して連れて行かれた心療内科で処方されたお薬は一転私を躁状態へ誘いました。登校拒否をしていた学校へ出席するようになったはいいものの授業にならないほどはしゃいで休み時間はすべて走り回って自分ではそれが止められず精神がまるで…

狂乱と狂騒のこと。

おかげさまで副作用ほとんどナシの暮らしに落ち着いている。 椅子に腰掛けた際に身体が左右にゆっくり揺れるのは残ってはいるけれど 気になるほどではないし、なんといってもアカシジアとジスキネジアの 2巨頭がなくなって本当に嬉しい。ロドピンの新薬を勧…

副作用を訴える。

「この薬の量ではそういった副作用は出ない筈なのですが」 副作用の苦しさを訴えたら上のように返答する医師の多かったこと。 そのたびにどうして通じないんだろう、ってイライラしたり諦めたりして 副作用を抑えるお薬を仕方なくもらってきた。 今なら「で…